校庭の片隅で、見とれてしまうような光景に出会いました。
昼休みの、子どもたちの歓声が響くグラウンド。
その喧騒から少し離れたところで、
ある子がしゃがみこみ、黙々と草を抜いていました。
先生が見ているからでも、誰かに褒めてほしいからでもありません。
自ら行動を起こし、運動場に無数に生える雑草に静かに向き合っていました。
私たちはつい「みんなで仲良く」「全員で協力して」という仲間とつながることを重視しがちです。
もちろん、仲間とつながる力は大切です。
しかし、本当に豊かな集団をつくるのは、
「自分ひとりで決めて、ひとりで行動できる強さ」をもった個の集まりです。
周りに流されず、自分の信じた価値に没頭できること。
誰が見ていなくても、自分のやるべきことを見つけて黙々と手を動かせること。
その一人の姿には、凛とした美しさがありました。
まさに「一人が美しい」という状態です。
そんなとてもかっこいい姿を見せてくれたことに成長を感じるとともに、
うれしさが込み上げてきました。